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剣道に運動神経は関係ない!?必要なのは自分の思い通りに体を動かす力

剣道のイラスト

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運動の上手い下手を語るときに必ず話題になるのが「運動神経」。

なかなか剣道が上達しない人は、「自分は運動神経が悪い」と思って諦めているのではないでしょうか。

これから剣道をやろうと思っている人の場合は、「剣道は運動神経が悪くてもできるかな?」と思い、この記事を読んでいる人もいるかもしれませんね。

そこで今回は「剣道に運動神経は関係ない!?必要なのは自分の思い通りに体を動かす力」と題して、剣道と運動神経の関係について紹介します。

最後まで読むことで「自分は運動神経が悪い」と思っている人が剣道を上達するための方法が分かります。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

剣道に運動神経の良し悪しは関係ない

剣道に運動神経の良し悪しは関係ありません。

運動神経には良いも悪いもないからです。

運動神経とは、運動の指令が脳から筋肉まで送られるときの通り道のことをいいます。

人間の神経系には、脳と脊髄からなる「中枢神経系」と、中枢神経系から出た信号を末端まで送る「末梢神経系」があります。

運動神経は、誰しも必ず末梢神経系の中に存在しています。

運動神経があることで、手や足を思い通りに動かすことができているわけです。

運動神経に個人差はないため、「運動神経の良し悪し」というものは存在しないことになります。

中には「運動神経の伝達速度に違いがあるのでは?」と思う人もいることでしょう。

しかし運動神経の伝達速度にも個人差はないと言われています。

つまり、運動神経は誰もが平等であり、剣道の強い弱いに関係している訳ではないということです。

 

剣道に必要なのは運動神経ではなくコーディネーション能力

剣道を上達するために必要なのは、運動神経ではなくコーディネーション能力です。

コーディネーション能力とは、7つの能力を状況に合わせて発揮する能力のことをいいます。

簡単に言ってしまえば、状況に応じて自分の体を思い通りに動かす能力のことです。

コーディネーション能力には次の7つがあります。

  • 定位能力・・・障害物や動いている物と自分の位置関係を把握する能力
  • 変換能力・・・状況を予測して動きを切り替える能力
  • 連結能力・・・タイミングよく身体をスムーズに動かす能力
  • 反応能力・・・何かの合図に素早く反応して的確な動作をする能力
  • 識別能力・・・手足や用具を視覚と連携させて調整する能力
  • リズム能力・・・リズムを作ったり真似したりしてタイミングをつかむ能力
  • バランス能力・・・身体のバランスを維持し、体勢を素早く立て直す能力

この7つの能力を状況に応じて適切に使いこなせることが、一般的に言われる「運動神経が良い」ということになります。

つまり、剣道を上達するためには状況に応じて適切に体を動かす能力が必要だということです。

 

剣道のためのコーディネーション能力を鍛えよう!

剣道を上達するためには、コーディネーション能力を向上させることが大切だという話をしました。

コーディネーション能力を向上させるのは年中~12歳頃までが良いと言われていますが、もちろん大人になってから向上させることもできるとされています。

コーディネーション能力を鍛えるためには、とにかく運動経験を積むことが大切です。

剣道におけるコーディネーション能力を向上させたいのであれば、他の人よりも剣道の練習をたくさんすることが近道です。

とはいえ、ただ単に練習すれば良いということではありません。

様々なシチュエーションに合わせた稽古をすることで、状況に合わせた体の動かし方を身につけることができます。

相手が面を打ってきたとき、小手を打ってきたとき、下がったとき、攻めてきたときなど、様々な状況を想定した練習を繰り返すことで、剣道におけるコーディネーション能力を向上させることができるでしょう。

俗に言う「運動神経が良い人」になるために、考える稽古を取り入れ、状況に合わせて体を思い通りに動かせるようになりましょう。

 

まとめ

今回は「剣道に運動神経は関係ない!?必要なのは自分の思い通りに体を動かす力」と題して、剣道と運動神経の関係について紹介しました。

運動神経とは誰にも備わっているものであり、伝達速度にも個人差はないため、剣道の強い弱いに関係している訳ではないという話をしました。

剣道を上達するために必要なのは、運動神経ではなくコーディネーション能力です。

コーディネーション能力とは、簡単に言ってしまえば、状況に応じて自分の体を思い通りに動かす能力のことです。

剣道におけるコーディネーション能力を向上させるためには、様々なシチュエーションに合わせた稽古をすることが大切です。

考える稽古を取り入れて、状況に合わせて体を思い通りに動かせるようになりましょう。

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