ミシン刺(機械刺)防具 ミツボシ「天」 防具

剣道の防具「ミツボシ天エリート」は稽古と試合用としておすすめ

剣道をする上で必要不可欠な道具である防具。

防具にはたくさんの種類があり、何を選べば良いか迷ってしまう人もいることでしょう。

様々な防具を調べたり、人に紹介されたりして、今回紹介する「ミツボシ天エリート」にたどり着いた人もいるのではないでしょうか。

剣道の防具の特徴は、大きく「稽古向き」「試合向き」「審査向き」に分けることができます。

今回紹介する「ミツボシ天エリート」は、「稽古と試合兼用」の防具であるといえます。

この記事では、

・「ミツボシ天エリート」の特徴

・「ミツボシ天エリート」が向いていない人

・「ミツボシ天エリート」が向いている人

・「ミツボシ天エリート」の口コミ

・「ミツボシ天エリート」の購入方法

を紹介します。

最後まで読んでいただき防具選びの参考にしてください。

記事内掲載画像について

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「ミツボシ天エリート」の特徴

「ミツボシ天エリート」は一言でいうなら、「日々の稽古に耐え得る衝撃吸収力や乾きやすさがあり、十字刺により試合での見た目も良い防具」です。

「ミツボシ天エリート」は、6mm刺により布団に厚みがあり、通気性が良く乾きやすい織刺生地で造られている防具です。

6mm刺より刺し幅が広くなると、防具に凹凸が出るため見た目が悪くなります。

織刺生地で造られた防具は、鹿革や人工皮革(クラリーノやネオレザー)で造られている防具よりも通気性が良く乾きやすいため、稽古用の防具に適しています。

とはいえ織刺生地だけでは、鹿革や人工皮革で造られている防具よりも耐久性で劣るという心配があります。そのため「ミツボシ天エリート」では、面や垂のフチや角革には紺鹿革を使用することで強度を高くしています。

「ミツボシ天エリート」は十字刺で造られた防具のため、手刺防具のような風合いが出て試合用として使っても見劣りしない防具です。

このように「ミツボシ天エリート」は、稽古と試合兼用で使える防具です。

「ミツボシ天エリート」の面・甲手・胴・垂のそれぞれの特徴についても紹介していきます。

【 1 】面の特徴

※ミツボシ天エリートの面画像挿入※

「ミツボシ天エリート」の面の特徴は次の3つです。

・面金はジュラルミン

・内輪は木綿またはシルリードから選べる

・面垂は十字ナナメ刺

面金にはジュラルミンを使用しているため、チタン面金よりも軽量です。

内輪は木綿またはシルリードから選べます。シルリードはポリエステルですので、綿が良いか化繊が良いか好みによるところではないでしょうか。

シルリード

・汗を素早く吸い取り生地全体に広げ汗が乾きやすい
・耐久性が高い
・雑菌の繁殖を防げる

木綿

・空気を含みやすくふっくらと柔らかい肌触り
・吸湿性、吸水性が良く汗をかいても蒸れにくく肌に優しい

面垂は竹刀を振る動作を邪魔せず面型もつけやすい十字ナナメ刺になっています。

【 2 】甲手(小手)の特徴

※ミツボシ天エリートの甲手画像挿入※

「ミツボシ天エリート」の甲手の特徴は次の2つです。

・手の内クラリーノ

・手首飾り斜め

手の内は人工皮革のクラリーノを使用しているため、耐久性に優れています。

鹿革よりも汗に強いため稽古用の防具に適しています。

ミツボシ天シリーズでは、エリートだけ手の内がミクロパンチになっていないのが残念なポイントです。

とはいえ十字刺のため手刺のような見た目の甲手になっています。

【 3 】胴の特徴

ミツボシ天シリーズの胴は、すべて同じ次のような3つの特徴があります。

・50本型強化樹脂胴台

・胴台が8種類から選べる

・胸デザインが11種類から選べる

胴台は50本型強化樹脂胴台です。俗に言う「ヤマト胴」です。

「50本型」と表記があるため裏側は竹胴のような形状になり、通常のヤマト胴よりも強度が高いことが特徴です。

胴台は標準仕様を含め8種類から選択できます。

さらに胸デザインも標準を含めて11種類から選べるため、あなたの好みに合わせた胴を身につけて稽古や試合をすることができます。

【 4 】垂の特徴

ミツボシ天エリートの垂の特徴は次の2つです。

・腹帯が柔らかい

・大垂と小垂は額刺ではない

ミツボシ天エリートの垂は、腹帯が柔らかいため使い始めから体にフィットしてくれます。

これまで様々な防具を使用したことがある人は、使い始めに腹帯が固くてすぐにズレるという経験をしたことがあるかもしれません。

腹帯が柔らかいミツボシ天エリートの垂は、丹田に力を込めやすくなっています。

ミツボシ天エリートは天シリーズの他の垂とは異なり、額刺にはなっていません。

せっかく十字刺で手刺防具のような風合いであるにも関わらず、垂が額刺になっていないのは残念な点ではないでしょうか。

それでも平刺の垂と比べると、十字刺の分見た目が良い仕上がりになっています。額刺が好みではない人にも良いのかもしれませんね。

「ミツボシ天エリート」が向いていない人とは?

剣道の面打ちのコツ

ここまで「ミツボシ天エリート」の特徴を紹介してきました。

「ミツボシ天エリート」の特徴から、次のような人には向いていない防具であるといえます。

・稽古や試合等1つの用途だけを目的とした防具を探している人

・稽古は多いが試合は少ない人

なぜ上記のような人に「ミツボシ天エリート」が向いていないのか、詳しく紹介します。

【 1 】稽古や試合等1つの用途だけを目的とした防具を探している人

稽古用、試合用など、用途ごとに防具を用意しようと思っている人には「ミツボシ天エリート」は向いていないでしょう。

ミツボシ天シリーズでいえば、稽古用防具であれば「ミツボシ天ベーシック」、試合用防具であれば「ミツボシ天アスリート」が向いています。

「ミツボシ天ベーシック」は、今回紹介している「ミツボシ天アスリート」とほとんど変わりはありません。

しかし「ミツボシ天ベーシック」は金額も安く、竹刀の基本の握りをしやすい峰甲手になっていることからも、稽古専用の防具としては「ミツボシ天ベーシック」が良いでしょう。

「ミツボシ天アスリート」は、面金の物見が広く造られているハイビジョン面金を採用していることや、第17回世界剣道選手権大会使用モデルであることから、試合専用の防具として優れているでしょう。

「ミツボシ天アスリート」は、面の顎やヘリ、垂のヘリの革に汗に弱い鹿革を使用しているため、稽古用の防具にしてしまうのは勿体ないのではないでしょうか。

以上のことからも、「ミツボシ天エリート」は稽古専用、試合専用など、用途別の防具を探している人には向かない防具といえます。

【 2 】稽古は多いが試合は少ない人

「ミツボシ天エリート」は、稽古は多いが試合が少ないという人には向いていない防具でしょう。

稽古で使用することがメインの人は、「ミツボシ天エリート」よりも「ミツボシ天ベーシック」が向いています。

先ほども紹介したとおり「ミツボシ天ベーシック」は、「ミツボシ天エリート」と性能はほとんど変わりません。

「ミツボシ天エリート」と「ミツボシ天ベーシック」の違いは、

・十字刺ではなく具の目刺

・峰甲手が標準セット

・甲手の手の内がミクロパンチ

といったところです。

稽古用であればそこまで見た目にこだわる必要はないと思うので、十字刺ではなく具の目刺で充分でしょう。

具の目刺

・面布団の両肩部分の刺し幅だけを狭くすることで布団を他の部位より薄くする製法のこと
・布団が薄くなるため肩が動かしやすくなる

「ミツボシ天ベーシック」の甲手は峰甲手が標準となっています。峰甲手は指先の形状が通常の甲手と異なっているため、「小指と薬指で握る」という基本通りの竹刀の握りをしやすい造りになっています。

甲手の手の内はミクロパンチと呼ばれる無数の小さい穴が開いているため、通気性が良く稽古向きの仕様になっています。

ちなみに、金額も「ミツボシ天ベーシック」の方が安いです。

以上のことからも、稽古で使用することがほとんどの人は「ミツボシ天ベーシック」で充分なため、「ミツボシ天エリート」は向いていないでしょう。

「ミツボシ天エリート」が向いている人とは?

それでは、「ミツボシ天エリート」はどのような人に向いている防具なのでしょうか。

「ミツボシ天エリート」の特徴から、次のような人には向いている防具であるといえます。

・1つの防具を稽古と試合兼用にしたい人

・稽古も試合も多くある人

なぜ上記のような人に「ミツボシ天エリート」が向いているのか、詳しく紹介します。

【 1 】1つの防具を稽古と試合兼用にしたい人

1つの防具を稽古と試合で使用したい人には、「ミツボシ天エリート」が向いています。

1つの防具を稽古と試合で使用するのであれば、やはり「ミツボシ天エリート」のように日々の稽古で使用しても乾きやすいように通気性が良く見た目も良い防具が良いでしょう。

「ミツボシ天エリート」は織刺生地で造られているため通気性が良く乾きやすいです。そして十字刺ですので手刺防具のような風合いがあります。

「ミツボシ天エリート」は、1つの防具で稽古にも試合にも使用したい人に向いています。

【 2 】稽古も試合も多くある人

稽古も試合も多くある人には、「ミツボシ天エリート」が向いています。

先ほども紹介したように、稽古で使うことがほとんどなのであれば稽古に特化して造られている「ミツボシ天ベーシック」が良いでしょう。

しかし稽古だけでなく試合も多い人は見た目にも気を遣いたいことでしょう。

見た目も重視するのであれば、十字刺により手刺防具のような風合いが出る「ミツボシ天エリート」が良いのではないでしょうか。

防具は決して安い買い物ではありません。

「防具は1つしか買えないけど、稽古も試合も多いから両方で使える防具が欲しい。」

と思っている人は、「ミツボシ天エリート」を検討してみてはいかがでしょうか。

「ミツボシ天エリート」の口コミ・評判

ここからは京都東山堂 剣道防具工房「源」や楽天市場に掲載されていた「ミツボシ天エリート」の口コミを紹介します。

購入を検討している人は参考にしてください。

中学生には、どうかなと思いましたが錬成会でも見栄えが良くていい感じです。

値段以上になるモチベーションが高い言っていました。

引用元:剣道防具工房「源」

現在確認できた口コミは剣道防具工房「源」に掲載されている上記1点でした。

稽古や試合だけでなく、錬成会のような練習試合に参加する機会が多い人も、見栄えが良い防具があると良いですよね。

稽古だけでなく試合や練習試合、対外稽古が多い人も「ミツボシ天エリート」が向いているでしょう。

「ミツボシ天エリート」の購入方法

「ミツボシ天エリート」は様々な武道具屋で扱われていることが多い防具です。お近くの武道具屋に問い合わせたり見に行ったりされるのも1つの方法です。

通販でも、京都東山堂の剣道防具工房「源」の公式サイト、楽天市場やヤフーショッピングでも購入することができます。

剣道防具工房「源」 楽天市場 Yahoo!ショッピング
162,800円 162,800円 162,800円

ちなみに記事執筆現在では、上記3つでは販売金額は同じでした。

通販での購入は不安に感じる人も多くいることでしょう。

購入する前に各販売元に連絡を取り、不安なことは遠慮せず質問してから購入されることをおすすめします。

当サイトでは記事執筆に関して剣道防具工房「源」の店長さんと連絡を取らせていただくことがありますが、とても丁寧に対応してくれますよ。

「ミツボシ天エリート」の購入を検討している人は、下記商品リンクより各サイトにすぐに移動できるようになっていますのでご活用ください。

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