剣道をする上で必要不可欠な道具である防具。
防具にはたくさんの種類があり、何を選べば良いか迷ってしまう人もいることでしょう。
様々な防具を調べたり、人に紹介されたりして、今回紹介する「ミツボシ天アスリート」にたどり着いた人もいるのではないでしょうか。
剣道の防具の特徴は、大きく「稽古向き」「試合向き」「審査向き」に分けることができます。
今回紹介する「ミツボシ天アスリート」は、「試合向け」の防具であるといえます。
この記事では、
・「ミツボシ天アスリート」の特徴
・「ミツボシ天アスリート」が向いている人
・「ミツボシ天アスリート」の口コミ
・「ミツボシ天アスリート」の購入方法
を紹介します。
最後まで読んでいただき防具選びの参考にしてください。
当サイトで使用している画像に【引用元：剣道防具工房「源」】と記載があるものは、事前に【剣道防具工房「源」】より使用許可をいただいています。
安心して当サイトをご活用ください。
目次
「ミツボシ天アスリート」の特徴
「ミツボシ天アスリート」は、一言でいうなら「試合で結果を出したい人のために考えられた防具」です。
「ミツボシ天アスリート」は、織刺生地で造られているため動きやすく、面にはハイビジョン面金を採用することで相手の動きを見やすくなっています。
さらに面のヘリ革や顎、垂のヘリ革に紺鹿革を使用することで激しい試合にも耐えられるようになっています。
試合で結果が出るように考えられた防具であるため、「ミツボシ天アスリート」は2018年の世界剣道選手権大会にも使用されました。
「ミツボシ天アスリート」は、世界選手権大会のような一流の剣士が集う試合で採用されるような確かな試合用防具といえるでしょう。
「ミツボシ天アスリート」の面・甲手・胴・垂のそれぞれの特徴についても紹介していきます。
【 1 】面の特徴
「ミツボシ天アスリート」の面の特徴は次の3つです。
・ハイビジョン面金
・ヘリ革、顎は紺鹿革
・面垂は具の目刺
「ミツボシ天アスリート」の面の最大の特徴は、ハイビジョン面金です。
ハイビジョン面金とは、面金の物見部分とその上下を通常よりも広く造った面金です。
引用元：剣道防具工房「源」
面金の物見部分とその上下が広くなったことで、試合中の相手の動きが今までより見えやすくなります。
「ミツボシ天アスリート」は織刺生地で造られた防具のため、軽く動きやすい防具です。
織刺生地だけで造った防具は、鹿革や人工皮革（クラリーノやネオレザー）を使用した防具よりも耐久性が弱くなります。
試合での動きやすさを保ちながら耐久性を高くするために、面のヘリ革や顎、垂のヘリ革といった相手との接触や打突の摩擦で消耗しやすい部位にはしっかりと紺鹿革が使用されています。
手刺防具でもよく使われる紺鹿革を使用することで、強度だけでなく見栄えもよい防具に仕上がっています。
面布団は十字刺ではなく平刺ですが、面垂を具の目刺にすることで面型をつけやすく竹刀を振る動作を邪魔しない造りになっています。
・面布団の両肩部分の刺し幅だけを狭くすることで布団を他の部位より薄くする製法のこと
・布団が薄くなるため肩が動かしやすくなる
【 2 】甲手（小手）の特徴
「ミツボシ天アスリート」の甲手の特徴は次の2つです。
・手の内ミクロパンチ
・軽量
甲手の手の内は合成革を使用して通気性が良いミクロパンチ仕様になっています。
引用元：剣道防具工房「源」
そして何より「ミツボシ天アスリート」の甲手は重さが軽く造られています。試合用の防具として軽量化されていることは良いポイントではないでしょうか。
「ミツボシ天アスリート」の甲手は、通気性が良く軽量で使いやすい甲手になっています。
【 3 】胴の特徴
ミツボシ天シリーズの胴は、すべて同じ次のような3つの特徴があります。
・50本型強化樹脂胴台
・胴台が8種類から選べる
・胸デザインが11種類から選べる
胴台は50本型強化樹脂胴台です。俗に言う「ヤマト胴」です。
しかし「50本型」と表記があるため裏側は竹胴のような形状になり、通常のヤマト胴よりも強度が高いことが特徴です。
胴台は標準仕様を含め8種類から選択できます。
さらに胸デザインも標準を含めて11種類から選べるため、あなたの好みに合わせた胴を身につけて稽古や試合をすることができます。
【 4 】垂の特徴
「ミツボシ天アスリート」の垂の特徴は次の2つです。
・垂紐先細
・額刺
・ヘリ紺鹿革
「ミツボシ天アスリート」の垂紐は、先が細くなっています。先を細くすることで結びやすくなり、体にしっかりフィットするように装着できます。
垂をしっかりとつけることができれば、試合中に垂が緩んだり紐が解けたりして集中を切らすことなく試合を進めることができます。
大垂は額刺になっているため、手刺防具のような風合いがあります。試合に使う防具として充分な見栄えです。
垂もほとんどが織刺生地で造られていますが、ヘリ革は紺鹿革を使用することで強度を高くなっています。
「ミツボシ天アスリート」の垂は、垂紐の先を細くすることで縛りやすく、ヘリ革に紺鹿革を使用することで強度を高くし、額刺にすることで見栄えも良い造りになっています。
「ミツボシ天アスリート」が向いている人とは？
「ミツボシ天アスリート」はどのような人に向いている防具なのでしょうか。
「ミツボシ天アスリート」の特徴から、次のような人に向いている防具であるといえます。
・試合専用の防具を探している人
・有名選手が使用するような防具を探している人
なぜ上記のような人に「ミツボシ天アスリート」が向いているのか、詳しく紹介します。
【 1 】試合専用の防具を探している人
試合専用の防具を探している人には「ミツボシ天アスリート」が向いています。
繰り返しになりますが、「ミツボシ天アスリート」は試合用の防具として開発されたものだからです。
相手が見やすいハイビジョン面金になっていることや、2018年の第17回世界剣道選手権大会に使用されたモデルであること、そして何より名前が「アスリート」であることからも分かります。
稽古兼用にしてはダメなのか？と思う人もいることでしょう。
稽古量が少ない人など、もちろん稽古で使用できないということはありません。
しかし「ミツボシ天アスリート」は汗に弱い紺鹿革をヘリ革や顎に使用しているため、稽古量が多い人や防具の管理が苦手な人はカビが生えたり劣化を早めたりする可能性があります。
ミツボシ天シリーズでは、稽古用なら「ベーシック」、元立ち用なら「極厚」、稽古と試合兼用なら「エリート」、試合用なら「アスリート」という感じです。
やはり2018年、第17回世界剣道選手権大会使用モデルとなった「ミツボシ天アスリート」は、試合専用の防具を探している人に向いているのではないでしょうか。
【 2 】有名選手が使用している防具を使用したい人
有名選手が使用している防具を使用したい人にも、「ミツボシ天アスリート」が向いています。
繰り返しになりますが、「ミツボシ天アスリート」は2018年第17回世界剣道選手権使用モデルです。
「新しい防具がほしいんだけど、有名選手が使っているような防具がいいな。」
と思っている人もいることでしょう。
「ミツボシ天アスリート」は世界選手権に出場するような選手が使用した防具ですので、有名選手が使用するような防具を探している人には確かな防具なのではないでしょうか。
「ミツボシ天アスリート」の口コミ・評判
ここからは京都東山堂 剣道防具工房「源」や楽天市場、Yahoo!ショッピングなどに掲載されていた「ミツボシ天アスリート」の口コミを紹介します。
購入を検討している人は参考にしてください。
発注から納品まで約３ヶ月でした。全体的にはしっかりした造りであり、軽量で試合用には丁度良いかなと思います。子どもも喜んでくれました。
引用元：Yahoo!ショッピング
現在確認できた口コミはYahoo!ショッピングに掲載されている上記1点でした。
オーダーメイド防具のため、やはり発注から納品までは3ヶ月前後かかるようですね。
試合向きの防具らしい「軽量」の使用感が良かったようです。
軽量で使いやすい「ミツボシ天アスリート」は、試合用の防具を探している人に向いていますね。
「ミツボシ天アスリート」の購入方法
「ミツボシ天アスリート」は様々な武道具屋で扱われていることが多い防具です。お近くの武道具屋に問い合わせたり見に行ったりされるのも1つの方法です。
通販でも、京都東山堂の剣道防具工房「源」の公式サイト、楽天市場やYahoo!ショッピングでも購入することができます。
| 剣道防具工房「源」 | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング |
| 140,800円 | 140,800円 | 140,800円 |
本記事を執筆している現在では、上記3つのサイトはどこで購入しても同じ金額です。ただしもう少し安い金額で出品されている場合もあります。
上記の金額より安い場合は、顎、胴胸、胴台が選べないことがほとんどですので注意が必要です。
通販での購入は不安に感じる人も多くいることでしょう。
購入する前に各販売元に連絡を取り、不安なことは遠慮せず質問してから購入されることをおすすめします。
当サイトでは記事執筆に関して剣道防具工房「源」の店長さんと連絡を取らせていただくことがありますが、とても丁寧に対応してくれますよ。
「ミツボシ天アスリート」の購入を検討している人は、下記商品リンクより各サイトにすぐに移動できるようになっていますのでご活用ください。