剣道の連続技の1つである小手面。
小手面がうまく打てるようになると、相小手面に応用できるようになります。
しかし小手面をうまく打つことは難しく、
小手面で1本取れるようになりたい……
と考える人は多くいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「剣道の小手面の打ち方!コツを覚えれば1本取れるようになる!」と題して、小手面の打ち方を紹介します。
1本取れる小手面打ちの習得を目指しましょう。
目次
剣道の小手面で1本を取るための5つのコツ
小手面で1本を取るためには、次の5つのコツを身につけることが必要です。
5つのコツ
- 手首のスナップを使い素早く竹刀を振る
- 小手を打ったら左足を素早く引きつける
- 小手を打った竹刀の跳ね返りを利用して面を打つ
- 面を打った後の手は上ではなく前に出す
- 小刻みに早い送り足で抜ける
この5つのコツを押さえた打ち方をすれば、小手面で1本を取れるようになります。
それでは1つずつ詳しく説明していきます。
【 1 】手首のスナップを使い素早く竹刀を振る
「小手面がうまく打てない……」という人に多く見られるのは、小手を打った後に竹刀を振りかぶって面を打とうとすることです。
小手面は連続技ですので、いかに短い時間で小手と面を打てるかがポイントです。
手首のスナップを効かせて小手を打てば、その反動で竹刀は少し跳ね返ります。
跳ね返った竹刀を振りかぶっていては、時間をロスしてしまいます。
小手を打って跳ね返った竹刀を、そのまま相手の面に目がけて振れば良いわけです。
相手の面に目がけて竹刀を振るときには、手首のスナップをしっかりと使わないと、遅くて弱い打ちになります。
手首のスナップを効かせれば、素早く強い打ちができます。
【 2 】小手を打ったら左足を素早く引きつける
剣道には足さばきがとても重要で、小手面のような連続技では特に大切です。
小手を打った後に左足を素早く引きつけなければ、次の面を充分に打つことができません。
小手面は、小手を打って相手が下がったり居ついたりしたところを面で1本を取る技です。
相手が下がったり居ついたりしたときに、しっかりと自分の左足を引きつけて体勢を整えていなければ、次の面を打つことができません。
小手を打ったら左足を素早く引きつけ、すぐに面を打てる体勢を整えておきましょう。
足さばきについては「剣道の足さばきの種類とは?練習と説明方法も解説【脱・初心者】」で紹介していますので合わせて読んでみてください。
【 3 】小手を打った竹刀の跳ね返りを利用して面を打つ
小手を打って跳ね返った竹刀を利用して面を打つようにしましょう。
面を打つために振りかぶってしまうと、時間がかかり打つのが遅くなってしまいます。
振りかぶる時間が生まれることで、面を打つために相手に先に面を打たれたり、間合いを取られて面を打てなくなったりすることがあります。
小手を打った反動で跳ね返った竹刀の力を利用して、そのまますかさず面を打ちましょう。
【 4 】面を打った後の手は上ではなく前に出す
面を打った後の手は、上ではなく前に出すようにすることが大切です。
バンザイをするかのように手を上に挙げる人がいますが、それでは体が上に伸びてしまい、前に抜けていくことができなくなってしまいます。
手を上に挙げると、体は上に伸びようとするため、ジャンプするような体勢になります。
面を打った後の手はしっかりと前に伸ばし、素早く抜けていく体勢を整えるようにしましょう。
【 5 】小刻みに早い送り足で抜ける
面を打った後は、小刻みに早い送り足で抜けることが大切です。
小手面だけでなくすべての打突に言えることですが、打った後に素早く抜けることを意識することで、技の速度も上がります。
打った後に素早い送り足をするためには、その前段階である打突のとき、小手面でいえば面を打つときにしっかと左足を動かす必要があります。
つまり、打った後に素早い送り足をすることを意識すれば、打突時の左足の引きつけも意識することになり、鋭い小手面が打てるようになるということです。
まとめ
今回は「剣道の小手面の打ち方!コツを覚えれば1本取れるようになる!」と題して、小手面の打ち方について紹介しました。
小手面は1番主流な連続技で、うまく打つことができるとカッコいい技です。
小手面ができるようになると相小手面に応用することができ、より強くなることができるでしょう。
今回紹介した小手面のコツを押さえて繰り返し練習することで、素早く鋭い小手面を打てるようになってください。