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剣道四段の凄さとは?取得することで変わることや審査の難しさを紹介

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剣道には「段位」と呼ばれるものがあります。

剣道経験者に会うと、

「段とか持っているの?」

「今何段なの?」

と聞いてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかしながら、相手から

「四段だよ」

と言われても、

段を持っているのは分かったけど、四段て凄いの?

と思う人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、「剣道の四段は凄さ」という内容を紹介します。

この記事を読んでいただくことで、剣道四段の凄さはもちろん、四段審査の難しさについても知ることができます。

 

剣道四段の凄さが分かる取得後の2つ変化

 

剣道は四段になることで次の2つができるようになります。

・指導

・審判

どうでしょう。

三段までは指導者の下で稽古に励む1人の剣士だった人が、四段に上がることで指導者や審判員になれるのです。

これだけでも、四段をもっているということが凄いことだとお分かりいただけるのではないでしょうか。

具体的にどういうことか、1つずつ紹介します。

 

【 1 】剣道では四段から指導者になる

剣道では、四段から指導者という位置づけになります。

つまり、人に指導できる知識と技術が身についている人と判断された人が四段になることができるのです。

何事もそうですが、人に指導できる立場であることは凄いことだと思いませんか。

経験や知識がなくてはできないことです。

三段までは「教わる側」であった人が四段からは「教える側」になるわけですから、剣道界では随分と立場が変わってきます。

剣道四段に上がるということは、指導者になれるという凄いことなのです。

 

【 1 】四段から審判もできる

剣道では、四段以上から大会の審判をすることができます。

剣道の試合を観たことがある人は分かると思いますが、試合場には3人の審判(主審1名、副審2名)がいます。

剣道大会の審判員は、全員が四段以上を持っています。(※中体連の大会等、一部例外があります

つまり、剣道四段を取得すると勝敗を判断できる技術がある人と認定されたことになるのです。

人の勝敗を決めることは、とても責任があることです。

とはいえ四段になったからといって、すべての試合の審判ができるわけではありません。

剣道では、自分より下の段位の試合で審判をすることができます。

つまり四段であれば、三段以下の選手の試合を判定することができます。

五段を持っていれば四段以下、六段を持っていれば五段以下の試合の審判ができるということです。

剣道の四段を取れるようになるのは学年でいうと大学生になってからですので、小学生から高校生までの試合で審判ができるようになると考えると、多くの試合で審判をする機会があります。

このように、剣道四段を取得すると大会で審判ができるようになるという凄いことなのです。

 

剣道四段の凄さが分かる昇段審査の難しさ

 

剣道四段になるには、昇段審査に合格しなくてはいけません。

四段になるための昇段審査とはどのようなものか、次の3つについて紹介します。

・四段の受審条件

・四段の審査内容

・四段の合格率

 

【 1 】剣道四段の受審条件

剣道四段の審査を受けられるのは「三段を取得してから3年以上経過した人」です。

剣道の審査は受審条件が厳しく、前回取得した段位の数字と同じ年数を経過しないと次の段位に挑戦できないことになっています。

たとえば、剣道四段を受審する場合には、

・三段を取得していること

・三段を取得してから3年以上経過していること

という2つの要件をクリアしていないといけません。

四段を取得してからは、4年経過しないと五段に挑戦できないということです。

大人になり剣道を始めた人が1年くらい稽古してから初段を取り、それから四段取得までを考えた場合、

・1年間稽古して初段取得・・・・ 1年

・初段を取得した翌年に二段・・・1年

・二段を取得した2年後に三段・・・2年

・三段を取得した3年後に四段・・・3年

というように通算7年かけて四段を取ることになります。

小学生から剣道を始めた場合は、おおよそ次のような流れで四段までたどり着きます。

※初段は満13歳以上という要件になったので、中学1年生でも早生まれの人は初段を受審できません。

※中学1年生で初段を取得できた場合ということで参考にしてください。

・小学6年生で1級

・中学1年生で初段

・中学2年生で二段

・高校1年生で三段

・大学1年生で四段

このように、小学生から始めても大学生になってやっと四段に挑戦できるようになります。

言い換えれば、小学生から頑張って続けていれば大学1年生で指導者になれるということです。

とはいえ四段は誰でも合格できるわけではありません。

大学生で四段に不合格になる人も多く、純粋に強いから四段に合格できるということではありません。

実際に試合では優勝するような人でも段審査に受からないという人はたくさんいます。

「強い=審査に受かる」ということではないことも、四段になる凄さが分かっていただけると思います。

各段位の受審要件については「剣道の昇段審査!日程や受験資格、審査基準、お金などをすべて紹介」で紹介してますので合わせて読んでみてください。

 

【 2 】剣道四段の審査内容

剣道四段の審査内容には、

・実技審査

・日本剣道形審査

・学科(筆記)審査

があります。

一次審査として実技試験を受けます。

実技試験では、基本と応用の技術が備わっているかどうかが見られます。

一次審査に合格した人が二次試験として日本剣道形の審査を受けます。

日本剣道形の試験に合格すると三次審査として学科試験になり、すべて合格で四段に昇段となります。

四段審査のポイントについては「剣道四段審査に受からない!?合格率や実技・形・筆記試験のポイント解説」で紹介していますので合わせて読んでみてください。

 

【 3 】剣道四段の合格率

剣道四段の合格率は、40~50%程度です。

つまり、おおよそ2~3人に1人が合格できる試験になっています。

第一次審査の実技試験で、すでに半数が不合格になります。

二次審査の形や学科で不合格になる人は数名程度です。

剣道の昇段審査の鍵は一次審査の実技にあるといえます。

四段の合格率からみても、剣道の四段の凄さが分かりますね。

 

まとめ

今回は「剣道四段の凄さ」について紹介しました。

剣道四段の凄さはもちろん、四段審査の難しさについても知っていただけたのではないでしょうか。

剣道は四段を取得することで「指導者」や「審判員」になれます。

四段になるには、小学生から剣道を始めた人が最短で大学1年生、大人から剣道を始めた場合は7年ほどかかります。

昇段審査の合格率は40%~50%とおおよそ2~3人に1人と難しい審査です。

剣道四段ということはとても凄いことなのです。

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