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剣道の礼法の重要性とは?立礼と座礼についても説明

剣道の礼法

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剣道は「礼に始まり、礼に終わる」と言われます。

剣道をしている人であれば、稽古に行き道場に入るときと出るときにも「礼」をしていることでしょう。

道場に入るとき、稽古を始めるとき、稽古中、稽古終わり、道場を出るときといったように、剣道では何度も礼をする瞬間があります。

なぜ剣道ではここまで「礼法」が大切にされるのでしょうか。

そこで今回は「剣道の礼法の重要性とは?立礼と座礼についても説明」と題して、剣道の礼法について紹介します。

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\ 剣道は「礼に始まり 礼に終わる」/

 

剣道の礼法の重要性

 

礼法とは、相手に感謝の気持ちを表すものです。

剣道は、「私とあなた」という関係で成り立っています。

つまり、剣道は一人ではできないため、必ず相手を必要とします。

一緒に稽古をしてくれる相手がいるからこそ自分を高めていくことができます。

その相手を尊重して感謝の気持ちを表すのが礼法です。

 

剣道の礼法には座礼と立礼がある

 

礼法には座って礼をする座礼と、立ったまま礼をする立礼があります。

稽古開始前や、日本剣道形をするときには座礼が出てきます。

また、稽古終わりに先生に挨拶に行く場合にも座礼をすることがありますね。

ここでは座礼と立礼のポイントを紹介します。

 

座礼

座礼とは、正座した状態からお辞儀をすることをいいます。

正座とは、膝を折って姿勢正しく座ることです。

正座をするときのポイントは次の7つです。

 

正座のポイント

  • 座るときは左足から座る
  • 立つときは右足から立つ
  • 両膝の間隔は握りこぶし1つ分開ける 肩の力を抜いて背筋を正す
  • 両足の親指は重ねる かかとの上に腰をおろす
  • 両手は腿の上に置く

 

さて正座をしたら、いよいよ座礼を行います。

座礼のポイントは次の5つです。

 

座礼のポイント

  • 上体を前に傾けながら両手を同時に床につける
  • 床につけるときの手は、両手の親指同士、人差し指同士をつけて三角形をつくる
  • 頭を静かに下げる
  • おじぎをする際は、手でつくった三角形の真ん中に鼻をいれるようにする
  • 少し間を空けてから正座の姿勢に戻る
  • 上位の先生や先輩よりも先に顔を上げないこと

 

注意すべきことは、上位の先生や先輩よりも先に顔を上げないことです。

日本剣道形を見てみても、座礼をするときには打太刀をつとめる上位の先生が先に顔を上げ、仕太刀をつとめる下位の先生が後から顔を上げるようになっています。

このように、礼法は下位の者から頭を下げ、上位の者から頭を上げることになります。

 

立礼

立礼とは、立ったままの姿勢でお辞儀をすることをいいます。

ポイントは次の4つです。

 

立礼のポイント

  • お辞儀をしたら数秒待ってから元の姿勢に戻る
  • 神前や上座への立礼は30度
  • 試合や稽古の立礼は15度
  • 礼をしている間も相手の目を見る

 

立礼で大切なことは、頭を下げる角度です。

道場に入るときや稽古、試合のときは15度程度で大丈夫です。

しかし上座や上席に対して立礼をする場合は、30度程度と深く頭を下げるようにします。

そして稽古や試合といったように、相手に対して15度の礼をするときは相手から目を離さないようにします。

剣道では相手と対しているときに目を離すと斬られてしまうと考えるからです。

必ず相手を見ておきましょう。

上席に対して30度で礼をするときには目を離して良いことになっています。

 

まとめ

今回は「剣道の礼法の重要性とは?立礼と座礼についても説明」と題して、剣道の礼法について紹介しました。

礼法には座礼と立礼があります。

立礼においては場面に応じて頭を下げる角度が違うことを知っておきましょう。

礼儀作法を身につけるために剣道を始めるという人もいるくらい、 剣道において礼法は基本中の基本です。

正しい礼法ができるようにしておきましょう。

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