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【日本剣道形】4本目を筆記で説明しよう!ポイントや注意点を解説

剣道の昇段審査の筆記試験では「日本剣道形」に関する問題が出題されることがあります。

昇段審査は実技試験、日本剣道形試験、筆記試験で構成されているため、段位を取得するためには日本剣道形に関する知識が求められます。

たとえば「日本剣道形の4本目について説明しなさい」という問題が出題されます。

実際に昇段審査の筆記試験で出題された場合には、

「日本剣道形の4本目について説明しなさい」と言われても何を書けば良いか分からない

という気持ちを抱く人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「【日本剣道形】4本目を筆記で説明しよう!ポイントや注意点を解説」と題して、日本剣道形4本目をどのように説明したら良いかを紹介します。

この記事を読むことで、日本剣道形の流れや注意点を知り、筆記試験の答案を悩まずに書くことができます。

ぜひ最後まで読んでください。

 

日本剣道形4本目の説明の仕方は流れと注意点を説明する

 

日本剣道形4本目についての説明を求められたときには、次の2つを必ず書くようにしましょう。

・日本剣道形4本目の流れ

・日本剣道形4本目の注意点

筆記試験は出題された問題に対する「知識」と「理解」を審査されるものです。

日本剣道形4本目がどのような流れになっていて、どのような注意点があるかを述べることで、日本剣道形4本目に対する「知識」と「理解」が身についていることを証明できます。

それでは、日本剣道形の4本目の「流れ」と「注意点」をどのように説明するのか。具体例を紹介します。

 

日本剣道形4本目の流れ

 

日本剣道形4本目の流れについて、具体例を紹介します。

日本剣道形4本目は、互いに9歩の間合いで、打太刀は左足を前に出し八相の構え、仕太刀は右足を後ろに下げて脇構えに構えます。

互いに左足より前に進み、間合いに接するところで打太刀は機を見て八相の構えから上段に構え、仕太刀の正面を打ちます。

仕太刀も同様に間合いに接するところで脇構えから上段に構え打太刀の正面を打ち、相打ちとなります。

互いに中段に構え、打太刀は機を見て剣先を仕太刀の少し左に返し、右足を出し左足を引きつけながら仕太刀の胸部を諸手で突きます。

仕太刀は左足を左に出しながら打太刀の刀を巻き返し、右足を引きつけて打太刀の正面を打ちます。

互いに刀を抜き合わせた位置に戻り中段に構えます。

互いに剣先を下げて9歩の間合いに戻り、中段に構えて日本剣道形4本目は終了です。

以上が日本剣道形4本目の流れになります。

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日本剣道形4本目の注意点を説明しよう

 

続いて、日本剣道形4本目の注意点の具体例を紹介します。

注意点は、打太刀と仕太刀のそれぞれについて説明する必要があります。

注意点は筆記試験を書くときの大切なポイントになりますので紹介します。

 

日本剣道形4本目の打太刀の注意点

日本剣道形4本目の打太刀の注意点は、次の6つです。

・八相の構えでは、左拳を鳩尾みぞおちの前、右拳はあごの高さで拳1つ分離して構える

・八相の構えから上段に構えるときには充分な気勢をもって構える

・仕太刀の正面を打つときには諸手を充分に伸ばすようにする

・仕太刀の正面を打つときには間合いに注意する

・相打ち後に中段に戻るときには、互いの刀のしのぎを削るようにして構える

・仕太刀の胸部を突くときには「右肺」を狙う

八相の構えをするときには、左拳が鳩尾の前、右拳が顎の高さ、顎から拳1つ分離して構えます。

仕太刀と相正面打ちとなる場面では、八相の構えから充分な気勢をもって上段に構えるようにします。

仕太刀の正面を打つときには、諸手をしっかりと伸ばします。

互いに正面を打つため、八相の構えから前に出るときに小さく出て間合いが近づきすぎないように気をつけましょう。

相正面打ちから相中段に戻るときには、互いの刀の鎬を削るようにして構えます。

中段から仕太刀の胸部を突くときには、仕太刀の「右肺」をめがけて突きましょう。

以上が日本剣道形4本目の打太刀の注意点です。

 

日本剣道形4本目の仕太刀の注意点

日本剣道形4本目の仕太刀の注意点は、次の8つです。

・脇構えは、左半身になるように右足を下げ、中段から大きく右脇に構える

・脇構えになってときに相手から刀身が見えないようにします

・脇構えから上段になるときには充分な気勢をもって構える

・打太刀の正面を打つときには諸手を充分に伸ばすようにする

・打太刀の正面を打つときには間合いに注意する

・相打ち後に中段に戻るときには、互いの刀のしのぎを削るようにして構える

・打太刀の突きを巻き返すときには、左に出した左足に、しっかりと右足をつける

・巻き返しから、大きく打太刀の正面を打つ

9歩の間合いから脇構えになるときには、右足を下げながら中段から大きく右脇に刀を持っていき、左半身になることを意識します。

脇構えになってときには、打太刀から自分の刀身が見えないようにしましょう。

脇構えから中段になるときには、充分な気勢をもって構えます。

打太刀の正面を打つときには、諸手をしっかりと伸ばします。

互いに正面を打つため、脇構えから前に出るときに小さく出て間合いが近づきすぎないように気をつけましょう。

相正面打ちから相中段に戻るときには、互いの刀の鎬を削るようにして構えます。

打太刀の突きを巻き返すときには、左足を左に出し、その後ろに右足をしっかりとつけるようにします。

巻き返しから打太刀の正面を打つときには、大きな動作で打つようにしましょう。

以上が日本剣道形4本目の仕太刀の注意点です。

 

日本剣道形4本目の「流れ」と「注意点」を合わせて説明する

 

最後に、実際に解答用紙を作成するときの解答例を紹介します。

今回紹介する解答例は、参考程度に使用してください。

丸写しした場合、昇段審査で丸写ししたことが発覚すると不合格になることがあります。

繰り返しになりますが、参考として活用してください。

解答例

日本剣道形4本目は、互いに9歩の間合いで、打太刀は左足を前に出し八相の構え、仕太刀は右足を後ろに下げて脇構えに構えます。

打太刀の八相の構えの注意点は、左拳が鳩尾の前、右拳は顎の高さで拳1つ分離して構えることです。

一方仕太刀の脇構えの注意点は、中段から大きく右脇に構え左半身になるようにし、打太刀から刀身が見えないようにすることです。

互いに左足より前に進み、間合いに接するところで打太刀は機を見て八相の構えから上段に構え、仕太刀の正面を打ちます。

仕太刀も同様に間合いに接するところで脇構えから上段に構え打太刀の正面を打ち、相打ちとなります。

打太刀、仕太刀ともに、上段になるときには充分な気勢をもって構えることが大切です。

互いに正面を打つ場面では、諸手を充分に伸ばすようにします。

互いに充分に諸手を伸ばして正面を打つため、間合いが近くなりすぎないようにすることが大切です。

互いに中段に構え、打太刀は機を見て剣先を仕太刀の少し左に返し、右足を出し左足を引きつけながら仕太刀の胸部を諸手で突きます。

互いに中段に構えるときには、互いの刀の鎬を削るようにして構えます。

打太刀は、仕太刀の右肺めがけて突きます。

仕太刀は左足を左に出しながら打太刀の刀を巻き返し、右足を引きつけて打太刀の正面を打ちます。

仕太刀は、打太刀の突きを巻き返すときに左足を左に出し、その後ろに右足をしっかりとつけるようにします。

巻き返しから打太刀の正面を打つときには、大きな動作で打つことが大切です。

互いに刀を抜き合わせた位置に戻り中段に構えます。

互いに剣先を下げて9歩の間合いに戻り、中段に構えて日本剣道形4本目は終了です。

以上が日本剣道形4本目の筆記試験の解答例です。参考にしてみてください。

 

まとめ

今回は、「【日本剣道形】4本目を筆記で説明しよう!ポイントや注意点を解説」と題して、日本剣道形4本目をどのように説明したら良いかを紹介しました。

昇段審査の筆記試験で「日本剣道形4本目」について説明する問題が出題された場合には、日本剣道形4本目の「流れ」と「注意点」を書くようにしましょう。

繰り返しになりますが、昇段審査の筆記試験は「知識」と「理解」を審査するためにあります。

日本剣道形4本目がどのような流れで、何に注意するかを説明できることは、「知識」や「理解」が身についていることの証明になります。

先ほど紹介した解答例を参考に、あなただけの答案用紙を作ってくださいね。

あなたの昇段審査の合格を願っています。

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