剣道の防具の1つである面には、「面垂」「面布団」と呼ばれる部分があります。
多くの剣士が面を購入すると最初に面垂に形をつけます。
いわゆる「面型」と呼ばれるものです。
つまり面の形というよりは、「面布団の形」と言った方が適切かもしれませんね。
面布団に形を付けるのは難しく、
・どうやって面の形を付けたらいいんだろう?
・面垂ってどういう形にすれば良いのだろう?
・面型を付けたけど、ダサくなってしまった
という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「剣道の面型はどんな形がかっこいいのか」と「面の形はどうやってつければ良いのか」ということをお話していきます。
この記事を読むと分かること
- 剣道の面型には流行がある
- 剣道の面型で1番かっこいい形
- 剣道の面型のかっこいい付け方
- 剣道の面型がうまくつかないときの対処法
- 剣道のかっこいい面型を保つ方法
- 剣道の面布団の長さ
- 剣道の面布団を切るといくらかかるのか
目次
剣道の面型の流行ってどんな形?
まずは、剣道の面型はどんな形が流行っているのかということを少しお話したいと思います。
この記事を読んでくれている人が小学生から高校生くらいまでの人は、「かっこいい面の形」というと面布団が後ろから前に向かって曲がっている形を思い浮かべるのではないでしょうか。
画像のように面布団が後ろから前に向かってグワっとなっているやつですね。
小学生から高校生くらいまでは、この面の形が1番かっこいいと思う人が多いんですよね。
強豪校とか、結構この形になっている人が多いです。
しかし、大人になっても剣道を続けていく人、これからどんどん昇段して高段者になっていく人にとっては、今紹介した面布団が後ろから前に曲がっている面の形は正直に言ってしまうと「ダサい」です。
では、「剣道の面」にとって1番かっこいい面型とはどのような形なのでしょうか。
剣道の面型は富士山の形が1番かっこいい
剣道の面型の理想的なかっこいい形は「富士山」のような形です。 面布団が自然に下がっているような形が理想です。
この画像は、剣道防具工房「源」の公式サイトに掲載されている商品の画像を引用させていただいたものですが、まさにこの形が面の理想の形です。
この面型が「富士山のような形」と言われている面の形です。
面型をつけるときは、面布団を後ろから前に向けて曲げるのではなく、富士山のような自然な形にするようにしましょう。
剣道の面型のかっこいい付け方
では、かっこいい面型が富士山のような形といっても、「どうやって富士山のような形を付ければ良いのか」ということが分からない人もいると思います。
これは動画で紹介した方が分かりやすいと思いますので、「百秀武道具店」というお店の店長の宇賀さんが出しているYouTube動画で紹介します。
動画の中で、「面の理想的な形は平らな上にポンっと置いたこの状態。富士山の形って言われていますけど」というように、富士山の形って言っていますね。
そして、平らなところにポンと置いただけの自然な形が理想的です。
動画の中で悪い面の形として紹介されていた「カールしすぎ」と言われているのが、この記事の最初の方で「面型の流行」として紹介した小学生から高校生くらいまでに流行する面の形ですね。
動画でも言っている通り、悪い面の形なのでやめておきましょうね。
富士山の形のようなかっこいい面型の付け方は、面布団を折って面紐で結んでおくことで形を付けることができます。
新しい面はもちろん、今使っている面でも形を付けることは可能ですので是非試してみてくださいね。
剣道の面型がつかないときはキーピングを使うのも1つの方法
先ほどの面型の付け方の最後のところで、「今使っている面でも形を付けることは可能ですので是非試してみてください」と言いましたが、面によっては全然つかない場合もあります。
では、面型がつかないときはどうすれば良いのでしょうか。
なかなか面型がつかないという人は「キーピング」をしてみるのも1つの方法です。
私はスプレータイプの洗濯のりを過去に使用して形をつけたこともありますが、あまり効果が持続しなかったというのが感想ですね。
頻繁に使用して形を付ける必要があるということを知っておきましょう。
今使っている面が購入してから年月が経っていて、面紐で縛る方法ではなかなか形がつかないという人はキーピングを使用して頻繁にメンテナンスをしながら形を保つという方法もあることを知っておいてくださいね。
剣道の面布団が短いのは規定に満たさない場合がある
剣道の面には、面布団と呼ばれる場所がありますね。
「面垂(めんだれ)」とも呼ばれる部分ですね。
面布団は肩を守るためにある部分ですが、最近では面布団を短くする人が多くいて、面垂が短い面が流行っています。
しかし、面布団の長さについては全日本剣道連盟が発行している「剣道試合・審判規則・細則」の中で「面ぶとんは肩関節を保護する長さがあるものとする」とはっきりと明記されています。
つまり、両肩が出てしまうような長さの面布団をしている面は使用してはいけないということです。
面布団が短い面がかっこいいと思う人もいるかもしれませんが、規定より短いと使用できませんので注意が必要です。
剣道の面布団をカットする値段はお店や防具で違う
面布団の短い面は使用できないといっても、それでも面布団がかなり長い状態でどうにかしたいという人もいると思います。
そんなときは、「面布団をカットしてもらうといくらくらいかかるんだろう?」と思うこともありますよね。
面布団をカットする場合の値段は、カットを依頼するお店や防具の種類によっても違ってきます。
手刺防具の場合は、カットの値段は25,000円くらいかかると思っておきましょう。
カットしてもらって手元に戻ってくるまでに1ヶ月くらいかかる予定でいましょう。
ミシン刺の防具の場合は、カットの値段は10,000円くらいです。
納期も手元に戻ってくるまで2週間くらいと手刺よりは早く戻ってきます。
手刺にしてもミシンにしても、お店によっても値段は納期は違ってきますので直接問い合わせてから出してみてくださいね。
「お願いできる店がない」と言う人は「剣道具職人のいる店 剣道防具工房「源」」は職人さんがいる剣道の通販サイトですので利用を検討してみると良いでしょう。
まとめ:剣道の面型は富士山のようにかっこよくつけよう
今回は「剣道のかっこいい面型の形と形の付け方」についてお話をしてきました。
この記事で紹介してきた内容を最後にまとめておきますね。
まとめ
- 小学生から高校生くらいまでは面布団が後ろから前に向かって曲がっている形が流行る
- 大人になったり高段者になったりすると、ダサいのでやめた方が良い
剣道の面型で1番かっこいいのはどんな形?
- 剣道の面型は富士山の形が1番かっこいい
剣道の面型をかっこよくつけるにはどうすれば良い?
- 動画を参照して、しっかりと面紐で縛るだけで形はつけられる
剣道の面型がうまく付かない場合は?
- 「かたくナール」という防具用のスプレーを使用する
- 「キーピング」などの洗濯のりを使用する
面布団の長さは短くてもいい?
- 短いのが流行しているが、規則では「肩関節が保護されていること」と規定されている
面布団をカットするときの値段は?
- 手刺防具は25,000円程度で納期は1ヶ月ほど
- ミシン防具は10,000円程度で納期は2週間ほど
以上が今回お話してきた内容です。 剣道には「着装」という言葉がありますよね。 面の形も着装に含まれますから、かっこいい面の形にしておきましょうね。