剣道の起源である剣術。
剣道を習っている者は剣術も習得しているかと言われれば、そうではありません。
- 剣道の剣術って違うの?
- 剣道と剣術はどちらが強いの?
という疑問を持っている人もいることでしょう。
そこで今回は「剣道と剣術の違いは?実戦に強いのはどちら?」と題して、剣道と剣術の違いについて紹介します。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
剣道と剣術の違い
剣道と剣術にはどのような違いがあるでしょうか。
剣術は人を斬る技術であるため、人を斬ることを目的としています。
一方の剣道は、剣術のように人を叩くことが目的ではなく、人間形成を目的としています。
剣道の起源が剣術にあることは間違いありませんが、その形は時代の流れとともに大きく変わってきました。
剣術は武術の1つでありますが、現代の剣道は武道というよりもスポーツの1種になっています。
1952(昭和27)年に全日本剣道連盟が発足し、剣道を社会体育・学校体育として承認してもらうために尽力しました。
その結果として剣道は武術性を失い、スポーツとしての面が強くなったといえます。
このように、人を斬るための武術であった剣術と、人間形成を目的とするスポーツとなった剣道には大きな違いがあると言えるでしょう。
剣道と剣術で実戦に強いのはどっち?
剣道と剣術で実戦的に対決した場合、「命のやり取り」という意味での実戦に強いのは、やはり剣術ではないでしょうか。
「命のやり取り」をする実戦においては、スポーツとなってしまった剣道は人を斬るための技術である剣術には敵わないことでしょう。
しかし、剣道というルールの中で戦えば、剣道が勝利をおさめることができるでしょう。
つまり、剣道というルールの中でしか勝てない剣道よりも、剣術の方が実戦に強いということがいえます。
まとめ
今回は「剣道と剣術の違いは?実戦に強いのはどちら?」と題して、剣道と剣術の違いについて紹介しました。
剣道と剣術の違いは、人を斬るための武術であった剣術と、人間形成を目的とするスポーツとなった剣道という違いがありました。
そして剣道は、剣道というルールの中では剣術に勝ることはあっても、剣術の方が実戦に強いということが言えるでしょう。