「面紐が切れちゃったから交換したいんだけど、付け方が分からないんだよなあ」
「面紐って長さとか決まってるのかな?決まっているなら何㎝くらいなの?」
今回は、このような人に向けて書いています。
この記事を読むと、次のようなことを知ることができます。
こんな方におすすめ
- 面紐の付け方
- 面紐の長さの決まり
- 面紐の切り方と結び方
- 面紐の色の決まり
稽古の日に面紐が切れる分には、ゆっくりと付け直す時間があります。
もし試合の日に切れてしまったらどうでしょうか。
面紐は徐々に傷んで糸がほころんでいきますが、突然切れてしまうこともありますので、しっかりと面紐の付け方をマスターしておきましょう。
いつ切れても良いように予備を持ち歩くようにしておきましょうね。
剣道の面紐の付け方
面紐の付け方は、言葉よりも動画の方が分かりやすいので以下の動画をご覧ください。
この動画は、「栄光武道具」さんがyoutubeに投稿している動画です。
乳革の付け方から紹介されていて、とにかく分かりやすく面紐の付け方が覚えることができます。
ポイントとしては、「後頭部で面紐を交差させるときに左右どちらの紐を上にするか」ということです。
正直どちらでも良いのですが、面をつけるときに引っ張った感覚が違います。
いつも左の面紐が上にきていた人は、左側の面紐が上になるように通した方が付け心地に違和感がありませんよ。
面紐は慣れれば自分でも簡単に付け替えることができるので、動画を参考にしてマスターしておきましょう。
面紐の長さは結び目から40㎝以内
面紐を付け替えたときに気をつけなくてはいけないのが、面紐の長さを結び目から40㎝以内に調節することです。
理由は大きく2つあり、
40㎝以内の理由
- 面紐の長さは結び目から40㎝以内と決まっている
- 面紐が相手の竹刀などに絡まって面が脱げてしまいケガをする可能性がある
ということです。
面紐の長さが40㎝以上あると、昇段審査では不合格になります。
特に4段以上の審査を受ける方は絶対に40㎝以内に切っておきましょう。
せっかく実力は充分なのに、面紐の長さだけで不合格になるなんて嫌ですよね。
面紐を規程の長さにしておくことは、昇段のためだけではなく安全にも繋がります。
まだ切っていない人は今すぐ切ってくださいね。
面紐の切り方と結び方
面紐の切り方と結び方を紹介しますが、まずは面を1度つけます。
面を付けずに結んで40㎝を測ってしまうと、実際に面を付けたときに長すぎたり短すぎたりしてしまいます。
手ぬぐいをかぶり、しっかりと面を付けた状態で結び目から40㎝を測りましょう。
40㎝以内なので、40㎝ちょうどより少し短くしておいた方が多少伸びてきても余裕があるのでオススメです。
定規やメジャーを使用して結び目から40㎝を測ったら、ハサミで切ります。
ハサミで切った後は切り口の糸がほつれてしまうので、結んでいきます。
面紐の結び方も、「栄光武道具」さんの動画で紹介されているので参考にしてくださいね。
面紐は、結び目から40㎝以内で切って結ぶところまでが付け替えになりますので、ぜひ覚えておきましょう。
面紐は何色でも良いの?
大会に行くと、様々な面紐の色を見かけることがありますよね。
小学生だと、チーム全員で同じ面紐の色で揃えて一体感を出している道場もたくさんあります。
面紐の色については、特に規程はありません。
一般的には、「紺色」ですし、昇段審査をカラフルな面紐で受けるわけにはいきませんから「紺色」にしておきましょう。
よく「紫の面紐は警察」という話がありますが、警視庁では「5段以下は紫の面紐を使用する」と決まっているようですね。
面紐を選ぶときは「紺色」を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、面紐の付け方や長さ、面紐の切り方を紹介してきました。
面紐は自分で付け替えられるようになって損はないので、この記事を参考にしてマスターしておきましょう。
面紐を付け替えたら、必ず結び目から40㎝以内になるように長さを調整するのを忘れないようにしてください。
また、面紐はいつ切れるか分からないので、予備を持ち歩くようにしておきましょうね。